討論の広場② NHK BS放送、ラジオの波削減について

               

 NHKは、衛星放送のBS1とBSプレミアムの波を統合して、2023年12月1日からNHK-BS一波としました。受信料は2023年10月から1割の値下げがされています。また、ラジオは2025年度にR1、R2、FM放送の3波を2波に削減する計画です。

 放送波の削減は一概に悪いとは言えませんが、先の政権の菅総理が、NTTの通信料金と受信料の値下げを政策の目玉にと言及したことに揺さぶられたのではないかと感じられます。NHKは放送法に基づき事業計画・資金計画を総務大臣に提出して国会の承認を受けますが、事業計画の作成に時の権力からの恣意的な介入は許されないもので、その意向に忖度することも公共放送としてあってはならないと思います。

 NHKは、BSプレミアムで放送されていた番組はNHK-BS1に統合されるとして受信者に影響はでないかのように広報しています。一方、受信可能者がまだ少くない「BSプライム4Kチャンネル」が従来のBSPの置き換えのようにもPRしています。

 今回の波削減施策について受信者の声に耳を傾ける努力がどうだったのかの疑問が残ります。

 (参考:NHK広報・報道資料2023.7.26)

 このNHKの放送波削減について、ご意見・感想を募集します。

期間はラジオ波削減を見据えて当分の間とします。

「楽しみしていたあの番組はどうなったの?」などの思いもお寄せください。 

                         


2023.12.08 平林光明(放送を語る会・大阪)

 

「新BSは張子の虎?」

121日からNHKBS放送は模様替えし、従来の2K帯のBS1BSプレミアムは一本化して「NHK BS」となり、新たに4K帯で「NHK BSP4K」がスタートした。

事前の周知では「今までご覧になっていた番組が無くなることはありません。あなたの見たい番組はすべてご覧になれます」と宣伝していた。

本当にサービスの低下は無いのか、番組表をチェックしてみた。初めの3日間は初日、土曜、日曜で特別かもしれないと思い、4日(月)から8日(金)までの平日を組み入れて8日間の番組表を見比べてみた。

 毎週日曜日23時から予約録画していたBS1の「外国ドラマ」枠が21時になり、別の物が収録されていたのは当方の対応ミスでお笑いものだが、それにしても2つのチャンネルを見比べて、同じ番組が堂々と放送されているのには驚いた。中には別の時間にずらしたり、「こころ旅」や「岩合光昭ネコ歩き」などシリーズ物で、素材が沢山あるものは同じタイトルで別の回の物を放送しているケースもある。

しかし以前のBS1BSPで同じ日に同じ内容を放送することはまず考えられなかった。「始まったばかりで素材が十分ない」とは、これだけの準備期間があったのだから言えないだろう。24時間放送としても3割前後の番組が重複しているということは、それだけの番組がカットされているということになる。これが前田前会長の放送内容の効率化、予算削減の“改革”の中身だったのだろうか。

今は野球やサッカーなどのオフシーズンだが、3月下旬になって日本のプロ野球やメジャーリーグが開幕したら、どこで放送するのか心配になる。私も大谷の活躍が楽しみで、毎日BS1のメジャー放送を録画視聴していたが、これが4K放送になったら慌てて4Kテレビやチューナーを調達しなければならなくなる。

 よもや売れ行きの伸びない4Kテレビの宣伝マンになることは無いと信じたいが、何のためのBS改革かその成果は見えてこない。

               


2023.12.05 五十嵐吉実

                         

 BSの減波をのんびりと考えていました。

BSプレミアムがなくなることは承知でした。しかしプレミアムのチャンネル(?)で、4Kも見られるものと思っていました。ところが画面で指示されているようにリモコンボタンで4Kにと操作をしようとしても、わがリモコンにはそのボタンがありません。

 NHK視聴者センターに電話。4Kを受信するチューナーを備えなければ見えないのだとわかりました。「それでは今まで見れていた分のBS料金はどうなるんでしょうか?」と質問したら、電話の向こうから「その分値下げしています!」とはっきり言われ、電話を切りました。
 切ってから「あれ、1年分の振り込みしているのはどうなるの?」

――なんか損した感じです。

                                


 2023.12.03 山村惠一(放送を語る会・大阪) 

 

 NHKのBS波削減でニュース・天気枠が減少し、情報格差が拡大するのではと懸念があります。日本放送協会は、その目的に・・・あまねく日本全国において受信できるよう・・・と規定されています。いわゆるあまねく条項です。かつて、地上波でサテ局や共同受信の整備で全国を網羅をすることを目指していたが、極めて少数の受信困難の所帯に、経費の掛かる設備の整備はコスト負担が大きく、衛星放送がその補完的役割を担ってきたはず。

 情報取得はスマホでといっても、受信困難はネットでも同様と思われます。毎日の国内外のニュースや天気予報などの情報は、BS放送を頼りにしてきた受信者は置き去りでは?NHKはどう釈明するのかを聞いてみたい。


 2023..12.03 K.F(放送を語る会・大阪)
                                     
 12月1日午前0時、「NHK-BSプレミアム放送」に注目していました。
 放送は添付写真のような画面に切り替わりました。今年度末まで同じような告知放送が続くようです。
                        
 私は、地上波テレビ各局の騒々しいバラエティー番組から逃れるように
NHK-BSチャンネルを視聴してきました。
 紀行番組の「にっぽん縦断こころ旅」「世界ふれあい街歩き」や、
「BS1スペシャル」「美の壺」「世界ネコ歩き」「クールジャパン」も
好きな番組です。
コロナ禍の自粛生活の中、MLB・大谷選手の活躍を見ることで、日本中が大いに元気づけられたように思います。
                         
 これらの番組がBS一波になってどうなるのか?
・・・一視聴者として注目していきたいと思っています。
                         

2023.12.03 K.O.(和歌山)

 

先日、親戚との茶話会で「何でBSプレミアムが見れなくなるの?「何でBS4Kとかに移行したの? と疑問と不満が出ましたね。話の中で「受信料を下げたとはいえ・・・好きな番組もあったのに・・・」と

私もBSプロ野球の中継本数などスポーツ番組が2K放送で見れなくなると危惧する。そんなことになれば大問題だと。

 

NHKは「サービスは低下していない」とするが11月30日の読売新聞にはNHKがBS再編でチャンネル削減、それでも1+1=1の謎・・? 親戚にはこれを参考に要約を説明した。

更に個人意見として「政権与党勢力の政治・経済方針に家電メーカとNHKのタイアップ戦略もあるねー?。しかし、年末(ボーナス)商戦でBS4K-TVが売れるのかなー?」とも。

  NHK広報資料(NHKホームページより引用)

       以下[BSプレミアム4K]についての情報は割愛しました


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