放送を語る会は「市民が放送を監視し、良質な放送を励まし、市民のための放送のあり方を語る会です」                    
 2017年10月1日に近畿在住の会員を中心に再スタートした「放送を語る会・大阪」のホームページです。今後、みなさまからの情報・投稿をいただき、内容を充実していきます。 
放送を語る会(東京)と連携しながら、大阪独自の活動も展開していきます。 
コンテンツは、★新着情報★ のリンクからも閲覧できます。                     


    「放送を語る会・大阪 vol.2」ページは 2022年 1月から運用・公開しています。

   ~旧ホームページ(2017年~2021年)のコンテンツは下のボタンで閲覧ください~  


  ~NHK文書開示等請求訴訟~

  東京地裁、画期的判決!

                                 

  2月20日、東京地裁は「経営委員会・議事録音

 の開示」と「慰謝料約200万円の支払い」を命じ

 ました。

 

  同裁判・原告団の判決についての『声明』と、

 NHKに対する『申入書』を御紹介します。

                      

   《 判決後の原告団記者会見 2024.2.20 》



 《第9回シンポジウムの御案内》

                    

 自民党裏金疑惑と統一教会問題

                             

 1月27日(土) 14:00~16:00(13:30開場)

 ◆講師:鈴木エイトさん(ジャーナリスト)

 ◆参加費:800円

      オンライン視聴申込 https://qr.paps.jp/K1PtK

 ◆会場:出版労連・会議室(定員40名・先着順)

                                                                 

 [主催]NHKとメディアの今を考える会

 [共催]NHKとメディアを語ろう・福島

     日本ジャーナリスト会議・東海

     メディアを考える市民の会ぎふ

     放送を語る会



《第8回シンポジウムの御案内》

 

  統一教会への解散命令請求を問う

~岸田政権は、衆院解散へのカードとするのか~

 

10月7日(土) 14:00~16:00(13:30開場)

パネリスト 鈴木エイトさん(ジャーナリスト)

       金平茂紀さん (ジャーナリスト)

◆参加費:800円

     オンライン視聴申込 https://onl.sc/W5NpZjS

◆会場:渋谷勤労福祉会館・第一洋室

 

主催]NHKとメディアの今を考える会

[共催]NHKとメディアを語ろう・福島

    日本ジャーナリスト会議

    日本ジャーナリスト会議・東海

    メディアを考える市民の会ぎふ

    放送を語る会



「放送を語る会」も共催参加した、NHKとメディアの今を考える会」・立教大学社会学部砂川ゼミが主催したシンポジウム「メディアに口出す政府を許すな!~総務省「行政文書」問題から何を学ぶか~」の録画配信がフルオープンになりました。(無料で閲覧できます)  下の右欄のURLから閲覧してください。

 

 

 録画配信をフルオープンにします

 このシンポジウムで、安倍政権時に強行された放送法の「政治的公平」をめぐる解釈変更が、317日の参議院外交防衛委員会で事実上全面撤回されていたことが改めて明らかになりました。

 この事実を多くのみなさんに知っていただくことが重要と考え、二人のパネリストのご了解を得て録画配信をフルオープンにします。 併せて会場で配布した資料も公開します。

 資料を参照しながらご覧いただきより理解が深まることを期待しています。 

 

2023722日 NHKとメディアの今を考える会

 

 

録画配信はレイバーネットからYou Tubeにアップしました。

URLは下記です。

    ☞ https://youtu.be/HDRlnAnG7KY

 

当日会場配布資料は、レイバーネットのサブサイトに入れておいて、リンクを張る形にしました。

     ☞ https://labornetjp.jimdofree.com/siryo2

 


《第7回シンポジウムの御案内》

 

 メディアに口出す政府を許すな!

  ~総務省「行政文書」問題から何を学ぶか~

 

 ◆日時:2023年 6月25日(日)

      14:00~16:00

 ◆パネリスト

   小西洋之・衆院議員(立憲民主党)

   砂川浩慶・立教大学教授

    

 ◆主催:NHKとメディアの今を考える会

    協賛団体: NHKとメディアを語ろう・福島

        日本ジャーナリスト会議

        日本ジャーナリスト会議・東海

        メディアの今を考える市民の会・ぎふ

        放送を語る会

 

 

  ※参加のお申し込みはコチラから 👇                                         NHKとメディアの今を考える会第7回シンポジウム メディアに口出す政府を許すな | Peatix

 



 

 ◎新刊 御紹介!

     公共放送NHKはどうあるべきか

  ~「前川喜平さんを会長に」運動の記録~

 

  昨年から「前川喜平さんを次期NHK会長に!」の運動を進めてきた

 「市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会」による運動記録集が

  三一書房から発刊されます。

 

  【三一書房】

    電話:03-6268-9714  FAX:03-6268-9754

    HP:https://31shobo.com/

 



                   

◎シンポジウム御案内              

 『公共放送NHKはどうあるべきか』

 ~市民による次期NHK会長候補・前川喜平さんと考える

                  メディアの今と未来~       

 ◆12月1日(木)13:30~ 

  衆議院第1議員会館1階・多目的ホール

  (定員198人・先着順)



 前田晃伸NHK会長は来年1月で任期が切れます。この際、官邸主導で政権の息のかかった財界人の盥回しの会長でなく、視聴者・市民側から推薦できる前川喜平さんを次期会長候補とする推薦署名を開始しました。集まりました署名はNHK経営委員会に提出します。

                                          放送を語る会・大阪


 『前川喜平さんを時期NHK会長に!』

 ネット署名スタート!

下記URLがキャンペーンサイトです。 

キャンペーン · 前川喜平さんを次期NHK会長に! · Change.org

 注:用紙による署名との重複はお避けください。


手書き署名は、以下の用紙(PDF)をダウンロードしてください。

【署名の送り先】

〒650-0044 神戸市中央区1-5-7

  神戸情報文化ビル3F文化村

  NHKとメディアを考える会(兵庫)気付

市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会」係

ダウンロード
NHK新会長専任署名【放送を語る会・大阪版】.pdf
PDFファイル 718.0 KB

まえに「市民とともに歩み、自立したNHK会長を選んでください」のネット署名を行っていました。その署名をいただきました方も「前川喜平さんを次期会長に!」主旨が異なりますので重複しての署名は可能です。


これからの動き

「市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会」

 共同代表記者会見 11月4日(金)14:00~15:30

  衆議院第2議員会館地下第7会議室

会見の模様は、以下のURLでご覧いただけます 

 

20221104 UPLAN記者会見】前川喜平さんを

次期NHK会長に推薦する市民運動 - Bing video

11月22日12時~  NHK放送センター西口街頭宣伝

(経営員会開催日) 前川喜平さん参加

 

12月1日午前 経営委員会に申し入れ書、署名提出

   14時~ シンポジウム

      「公共放送NHKをどうするか(仮)」

      出席 前川喜平、金平茂紀さん他

       場所 衆議院第1議員会館多目的ホール




 

 全国の書店で発売中です!!

 

  NHKの自立を求めて

   ~「放送を語る会」の30年~

     【 放送を語る会・編 】

 

 

  お申し込みは・・・

    《放送を語る会》

     FAX:042-543-1046

     e-mail:kokotaki@h4.dion.ne.jp

 

本書刊行にあたって

 

 放送を語る会代表 今井 潤  

 

 

 本書『「放送を語る会」の30年』を出版するにあたって、私は30年前の手帳を引っ張り出してみました。そこには次のようなメモが残されていました。 

 1988年7月8日、NHK大阪局の友人が「NHKのあり方を考える会」を作る準備をしていると伝えてきた。彼は「最近のNHKは非常に危険な状態にある。NHKを国民に開かれたものにすべきだ。そのためにNHKの機構、放送制度などを視聴者の側からの目線で考える運動に取り組むべきだ」という。

 10月2日、天皇報道の応援で上京してきた友人と会い、「NHKのあり方を考える会」は大阪だけでなく、東京との学習会を通じて充実させていくことで合意した。

 この時の出会いが「放送を語る会」(以下、「語る会」)発足につながる源流になったと言っていいでしょう。その頃、東京にはNHKの経営や労働問題を研究するグループがあり、「組織改正、効率化計画」「情報産業か言論放送機関か、いまNHKにもとめられるもの」などNHKの抱える問題を「放送と労働」というパンフレットにまとめて、全国の有志に送っていました。1988年天皇裕仁の病状報道、1989年1月の崩御報道が、まるで戦時中の大本営発表のようだとの批判が起きた時、この2つのグループの有志たちは、公共放送の真のあり方を研究する組織を作る必要性を痛感したのです。

 当時、政府は衛星放送という新しいメディアを開発することで、情報産業の新たな展開を図ろうとしていました。その技術面での研究はNHKにゆだねられていましたが、1989年にNHK会長に就任した島桂次は、この機に乗じてNHKの商業化を企てました。受信料が伸び悩み、財政危機に陥っていたことが原因でしたが、それは「公共放送」のあり方とは真逆の道を歩もうとするものでした。視聴者が拠出した受信料によって成り立つNHKは、視聴者に開かれた存在でなければならないはずです。しかし、時のNHK首脳は、政府に頼ることで財政危機を克服しようとしました。国民に支えられた公共放送、公平・公正な放送、というNHK本来のあり方が大きく揺らいでいたのです。加えて天皇崩御と同時に全国の放送局が一斉に実施した「歌舞音曲一切禁止」の措置は、まさに国家による戦時中の言論統制を彷彿させる、背筋の寒くなるような出来事でした。

「語る会」はそうした時代背景のもとに誕生しました。1990年の設立総会で出席者の賛同を得た「よびかけ」には、「『放送を語る会』は、真に国民の立場に立った放送や、民主的な放送のあり方を追求していく」「それを実現するために、放送労働者、視聴者、研究者が手を携えて、運動を推し進めていく」ことが盛り込まれています。

 以来30年、「語る会」は「よびかけ」を綱領的なよりどころとして、視聴者団体としての活動を続けてきました。その軌跡は、本書をお読みいただくことで、お分かりいただけると思います。

設立30年という節目を迎え、たしかに、感慨も一入ではあります。しかし、感傷に浸っている暇は、私たちには与えられていないようです。2018年に発生した「かんぽ生命不正問題」の番組に対するNHK経営委員長による会長への厳重注意に関しては、3年を経てようやく議事録が開示され、事の真相が明らかになってきました。経営委員長の行為は、何人も番組への干渉を許さないとする放送法第3条にも、経営委員は第3条に従えとする第32条にも違反するものですが、経営委員長の責任追及はまだ始まったばかりです。

 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうなかで2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックの際は、「オリンピック開催」を強く主張する菅首相(当時)やオリンピック関係者の意を汲んだNHKの、「政府が右というものを左というわけにはいかない」態度があらわになりました。聖火リレーの中継では、沿道から聞こえてくる「オリンピック反対」の声を消しました。当初「開催反対」が「賛成」を上まわることがはっきり分かった世論調査を、次の調査の際には設問を変えることによって「反対」を少なく見せるという姑息な手段を使いました。

放送法第4条では、「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」が明記されています。それは、とりわけ「公共放送」であるNHKが誠実に守らなければいけない条文のはずです。

 

 ことほど左様に、NHKをめぐる問題は次々と私たちに襲いかかってきます。「真に視聴者・市民の立場に立った公平な放送」をめざす「放送を語る会」の活動は、30年を経てまだ道半ばなのです。

    

                       目 次

 

  本書刊行にあたって  今井 潤

  特別寄稿 「放送を語る会」運動への期待  須藤春夫

 

本編「放送を語る会」30年の軌跡

  第1章 新「視聴者団体」発進19882000)  府川朝次

   第1節「放送を語る会」誕生前夜

    異常な天皇報道

    放送と労働問題研究会

    放送と労働・全国研究集会開催

    日放労の「新公共放送論」

   第2節 「放送を語る会」誕生

    「放送を語るつどい’90」開催

    『放送トライアングル』創刊

    かけがえのない2人の助言者

   第3節 外部パワーの活躍

    放送問題研究会発足

    「語る会ニュース」の発行

    京都で「放送を語るつどい’92

   第4節 マルチメディア時代と「語る会」

    江川放送行政局長発言の波紋

    ゆとりのなさが現場を覆う

    「放送を語る会」への要望

   第5節 市民との連帯をめざして

    「放送を語るつどい」名古屋集会

    メディアを越えた連帯

 

  第2章 運動体への脱皮 20012010   小滝一志

   第1節 ETV2001番組改変事件

    4分も縮められた番組

    「語る会」事務局見解を発表

    当事者たちの証言

    衝撃の内部告発

    自民党の長井・永田攻撃

    高裁では勝訴、しかし最高裁で敗訴

    政治介入の真相究明

    BPOへの働きかけ

    BPOが意見書公表

    BPO意見書の反響

    番組改変事件で残された問題

    『NHK番組改変事件』刊行

   第2節 市民団体との共同の広がり

    市民団体との交流

    「放送の公共性の〈いま〉を考える全国連絡協議会」に参加

    市民の推薦するNHK会長候補

    「開かれたNHK経営委員会をめざす会」結成

    新組織「開かれたNHKをめざす全国連絡会」

   第3節 調査研究活動

    イラク戦争とモニター活動の開始

    提案「可能性としてのNHK”へ向かって」

 

  第3章 広がる連帯の輪 20112020) 仁知

   第1節 福島第一原発事故と「語る会」

    原発事故のモニターに取り組む

    モニター報告「テレビはフクシマをどう伝えたか」

    原発関連報道の徹底的検証

    モニター活動の目的と意義

    制作者と視聴者を結ぶ「放送フォーラム」

   第2節 NHK籾井勝人会長問題

    波乱含みの経営委員および会長選任

    門前ビラ入れ「語る会」初の街頭行動

    籾井会長就任   への沸き起こる抗議

    立ち上がるNHK退職者有志

    関西での運動の広がり

    繰り返し展開される「籾井会長 NO!」の抗議行動

    NHK退職者有志の次期会長推薦運動

   第3節 「安倍政治」報道の検証

    モニター活動でNHKニュース番組を批判

    『安保法案 テレビニュースはどう伝えたか』刊行

    あべチャンネルにNO 

    活性化する大阪の「語る会」

    強まる安倍政権のメディア介入

   第4節 終わりなき闘い

    とどまらぬ放送メディアへの介入

    運動形態の変化

    「かんぽ生命不正販売」報道問題

    視聴者団体の憤り

    「独立行政委員会」を市民の手で

    「語る会」のこれから

  寄稿 語る会と私

 五十嵐吉美 池田恵理子 石井長世 岩崎貞明 小田桐誠

 川本裕司 渋沢理絵 砂川浩慶 鷹取照義 髙野春廣

 竹内希衣子 津田正夫 永田浩三 服部邦彦 平林光明

 前田丈志 山村惠一

  

   資料編 

    年譜「放送を語る会」全記録

    申し入れ・見解・声明・門前ビラなど

    「放送を語る会」モニター活動一覧

    『マスコミ市民』「放送を語る会談話室」執筆者一覧

    「放送フォーラム」の記録

    「放送問題研究会」の記録

 

    おわりに