2024.07.04 松井成夫(放送を語る会・大阪)
◎2024年6月29日(土)放送 MBS報道特集「大阪万博のメタンガス対策万全か」を視聴して
このまま突き進めば、本当に危険な万博になってしまうことが伝わ
3月28日に夢洲の万博会場の1区エリアで空気中の濃度5%~1
1区エリアは受付ゲートや飲食ブースなど来場者の多くが立ち入り
万博協会は事故直後から「他のエリアでは可燃性ガスの発生はあり
大阪市民ネットワーク代表の藤永延代さんが、
批判。
報道特集も事故の2年前に2区のエリアでもメタンガスが発生して
万博協会は今年5月、初めて2区エリアでも検出したと発表しまし
専門家の稲積真哉芝浦工業大学教授は「メタンが発生する原因の有
いるかは分からず、100%の把握は無理。
番組キャスターの「こういったところで万博を開くことは適切かと
「
開き直った回答でした。
ガス爆発だけではありません。
大阪府による小中高生の無料招待で
交野市の山本景市長は「中身がわからない、安全かどうかもわから
と異を唱えています。
学校現場の先生方は「本来校外学習は綿密な下見が必要でトイレ、
どのパビリオンを見られるのか分からない、会場ではメ
困惑しています。
最後の村瀬健介キャスターの発言は、「担当者のここでやれと言わ
夢洲にはカジノ施設の建設も予定されています。一度決
一例のようにも思えます。」と止めることができ
本質を突いた調査報道でした。他のメディアの追随を期待します。
2024.04.30 小滝一志(放送を語る会)
◎ “市民と野党の共闘”・テレビはどう伝えたか
4月28日の衆院補欠選挙は3選挙区とも立憲民主党候補が当選、自民は全敗でした。私は立憲の勝利には、「市民と野党の共闘」も大きく貢献していると考え、テレビがどのように報道しているのか、主なニュース3番組を比較してみました。
4月29日のNHK「ニュースウオッチ9」は、祝日で30分の短縮枠でしたが、補選報道は「円安一時は160円台」「那須町遺体遺棄事件」に続いて3項目目で5分の扱いでした。タイトルは「トリプル補選 自民全敗で政局は・・」で、リポートは3選挙区中唯一の与野党対決区だからか島根一区にスポットを当てていました。亀井候補の「『今回は亀井さんを応援する』という人が、自民党支持者にたくさんいた」、応援に入った野田元首相の「一番自民党が強いところ、ここが変わったら劇的変化が起こる」などのコメントを紹介、広内キャスターの〆のコメントで「立憲は、不信任を視野に解散総選挙に追い込みたい。ただ、野党間の競合する選挙区少なくない。候補者調整が今後の課題」と指摘したが、市民と野党の共闘には言及しませんでした。
テレビ朝日「報道ステーション」も、補選報道は4項目目でしたが、「自民3補選“全敗”の理由」のタイトルで12分ほどを割きやや詳しく伝えました。「保守王国で起きた“自民離れ”」「与野党一騎打ち『島根一区』」と、「報道ステーション」も島根一区にスポット。2021年衆院選挙と比較して、減った自民票の行く先を分析、およそ半数が立憲へ、半数は棄権でした。自民党岩盤支持者の複雑な心境も伝えました。「もう一回チャンスというか、立て直してほしい。敗因は本当のこと何も言わなかったこと」「反省促す意味で今回は亀井に。外交・防衛は良かったが、農業政策には不満だった」など。政治部野党キャップ記者は、「今回の勝利は、裏金で自民党が勝手に転んだ“敵失”。立憲支持は“瞬間風速”。泉代表は解散と意気込むが最大の課題は野党同士の候補者調整。今回すべての選挙区で支援に回った共産党との協力にも、立憲党内からは根強い異論がある」と野党共闘の行方に厳しい見方をしていました。政治部官邸キャップは、「自民にとっては間違いなく重大事態。永田町では『地殻変動が起きた』の声。6月解散説は消えた。総裁選、岸田は再選目指すのが本心。総裁選直後の10月解散総選挙か」など政局コメントに終始。大越キャスターの〆のコメント「当面の最大の課題は政治資金規正法改正、与野党とも責任果たしてもらいたい」のみが「脱政局報道」でした。
TBS「NEWS23」も補選はニュース項目4項目目で4分の軽い扱い。 こちらも「唯一の与野党対決」「保守王国に異変」と島根一区にスポットを当てました。岸田首相が二度も島根入りしたが「逆風はやまず」、若い有権者が「政治とカネの問題があり、他の党に頑張ってほしい」、高齢者の「今回はちょっとだけ懲らしめたい」などの声を紹介しました。まとめで星コメンテーターが「自民支持層の3割が棄権でなく立憲に投票、自民に非常に大きなマイナス。今回のポイントは、岸田首相が解散に打って出るかだが岸田は全くめげていない。6月には定額減税があり、政治資金規正法改正をして会期末解散に踏み切るのか?」とのコメント、6月解散の可能性に言及しました。
3つのニュース番組をモニターした限りでは、「ニュースウオッチ9」「報道ステーション」は、野党間の候補者調整の難しさには触れましたが、3番組とも「市民と野党の共闘」への言及は全くなく、冷淡さ、無関心さが目立ちました。各党が乱立した中で「市民と野党の共闘」で当選した東京15区に、どのニュース番組も関心を示さなかったのも不思議です。
自民党支持層の「今回は反省を促すために」「ちょっと懲らしめたい」などの、一時的自民離れの声は取り上げましたが、立憲など自民党以外に投票した人たちが、行き詰まって無策の自民党政権からどのような政策転換を期待しているのか、政権交代への期待はないのか、市民と野党の共闘への期待は広がっていないのかなどは全く報道されませんでした。
補欠選挙だったからかもしれませんが、選挙結果の政局への影響に終始して、軍拡路線や格差拡大など今の日本の政治が抱える課題や市民生活の今後にどう影響するのかという視点が全くなかったことも指摘しておきたいと思います。
2023.05.22放送 山村恵一(放送を語る会・大阪)
クローズアップ現代プラス ヒロシマの思いは届いたのか
「G7広島サミット」岸田首相が「歴史的意義」と自賛。それに追随する報道が溢れました。そんな中、核廃絶を願う市民の声に寄り添う番組がありました。サミット閉会の翌日放送『クローズアップ現代プラス』(ヒロシマの思いは届いたのか)です。
冒頭NGO理事長の渡部朋子さんは、慰霊碑前に揃う首脳の画面に「雨が上がり、原爆ドームも真っすぐに見てもらえる」と期待を持ち穏やかに語り掛けていました。ところが、核抑止力を肯定した『広島ビジョン』を見て「自分達を省みる一言も無く、ヒロシマを使ってほしくない」と抑えきれない怒りが滲んでいました。C7(7ヶ国参加の市民グループ)が、岸田首相に「一歩踏み込んだ具体策を」とメッセージを手渡す熱い思いも紹介。ユースサミットで若者が各国首脳に語りかけるかのように「核兵器が安全を保障してくれると思いますか」に希望が見えました。キラッと光る『クローアップ現代プラス』でした
2023.05.18 アーチャン
「羽鳥慎一のモーニングショー」 テレビ朝日 5月16日 8時~
TIME誌「見出し物議」
この日はG7広島サミットを控えその意義を訴えた後、米国のニュース週刊雑誌TIME誌の「日本の選択」の記事とWEBの話題を取り上げていた。
出演は千々岩森生・政治部官邸キャップ、菊間千乃弁護士、玉川徹氏。
TIME誌は「岸田総理は数十年にわたる平和主義を放棄し自国を真の軍事大国にしようとしている」と見出し。これに総理は「記事の中身と見出しがあまりにも違うのではないか」と抗議。雑誌はそのまま出版されたがWEBでは見出しを変更したという。その内容は「岸田氏はかって平和主義だった日本に、より積極的な国際舞台での役割を与えようとしている」と――あ~なんという国際的忖度か!
この変更に千々岩氏は出す記事への信念を貫くべしとして、TIME誌のWEB変更は、記事の主張を自ら訂正する行為に転じたと捉えられると疑問を呈した――共感。
一方、玉川氏はかって自分へのWEBでの非難に抗議し変更させたことがあるとの経験談を紹介しながら、WEBはよく変更するすると納得――それぞれの立場で評価の相違が表出した感。
このあと記事を分析、「日本が軍事大国へ戻すことに着手した」と、今回の破額の軍事予算拡大を第二次大戦前の軍国主義への回帰としながら見出しと記事の適格性を強調。岸田総理の「見出しと中身が違う!」の抗議に真っ向から反論した。
更にフランスの世論の中に日本国憲法を評価する声の多い事や、ルモンド誌・記者は日本が国際紛争に介入せざるを得ない状況でも、この憲法を盾に非戦の立場も主張できるとのアドバイスを紹介――強い味方がこんなところにも!!
日本の安全を守るために防衛費を増大する道もあるが、その先には台湾有事などで攻撃対象になる。もし攻撃力・不保持だと攻撃の意味がなくなる。安全保障の要諦は「敵を作らない事」との先輩記者の金言を紹介しながら、後は「日本人の選択」と締めくくった――玉川節・復活の感。
それにしてもTIME誌の見出し写真は、見事に岸田総理の狡猾さをスナップ!!
2023.05.07 山村惠一(放送を語る会・大阪)
何があったのか「報道特集」(TBS)
しっかりした調査報道で、政権にもタブーにも切り込む「報道特集」を永く視てきた。でも、このところの放送にいささか物足りなさ感じていた。昨日(5月6日)は「介護施設の虐待」と「コロナ化で増える摂食障害」の2項目であった。
番組アーカイブによると4月の放送は ( )内は放送日
・少子化対策の影で“子供は嗜好品、ぜいたく品”(4/1)
・“満州引揚者”命からがら引き揚げた ちばてつやさん(4/1)
・沖縄で起きていることはコメディ「お笑い米軍基地」(4/8)
沖縄の感情と基地問題の実像
・入管法の問題点は(4/15)
・在宅医療のプロが作った病院 「最後まで自宅で」(4/22)
・無投票当選をなくすには(4/22)
「報道特集」のホームページには、“独自の取材でテーマを掘り下げる「調査報道」”とあり、このラインアップもそれぞれ堀り下げた内容である。しかし、物足りなさを感じているのは、“政府発表”の裏側を追い、あたりまえの常識を疑う“放送がなかったことからと思った。
この間、統一地方選挙が施行され、政権に改憲を強く迫る日本維新の会が急伸した。憲法発布記念日には、壇上に自民、維新、公明、国民の幹部が勢ぞろいし、改憲が目前に迫る事態を思わしている。日本の将来の分岐点に立ついまこそ、憲法を巡る過去を見つめなおして、行く末を独自取材による報道を提供できなかったのか、あるいはしなかったのか問いたい。
憲法だけでなく、軍事費の大幅増額や原発回帰など国民が首をかしげる岸田政権において、とりげるべきテーマは数多あるではないか。もちろん、取材の自由や番組の編集はTBSにあることは理解の上である。これまで、日本の政権をたじろがせ、ルカシェンコ大統領のインタビューやブチャの虐殺を現地で証明する「報道特集」に敬服をもってきた。
ホームページには1980年10月に放送を開始、根幹は今後も変ることはありませんと掲載されている。
でも「報道特集」がちょっと変だと感じる視聴者は私だけではないと思う。
2023.01.30 山村惠一(放送を語る会・大阪)
「ルフィ?」に直撃!「報道特集」のスクープに「調査報道」の気概をみた。(1.28日放送)
殺人まで起きてしまった各地で相次ぐ強盗事件。その指示役とされる「ルフィ」(今村容疑者)がフィリピンの外国人収容施設に収容されている。そのマニラの施設にいち早く出向き今村容疑者に直接面会し取材したのがTBS「報道特集」の村瀬健介キャスターであった。
収容所内の面会申し込みに、係官は「キヨトね」と下の名前で応答し、ほどなく男が顔を出した。顔はモザイク処理されているが、男は警戒感もなく応答するように見えたが、日本の強盗事への関与は?との直撃に明らかに動揺し、係官に「メディア、メディア」と繰り返し、収容所内に戻った。その後、この収容所への立ち入りは制限されたようで、他のメディアは新聞も含めて収容所内部からのリポートはできず、門外からの中継やリポートに終わっている。
事件・事故は時と場所に関わらず発生する。報道特集は「調査報道」を標榜し、常に現場に足を運び、自分の目で見たこと、感じたことを伝聞でない生の情報として届けてくれている。ウクライナ侵攻報道でもブチャの市民虐殺の現場に出向き、ロシアが提供した映像からもそのフェイクを暴いたことも記憶に新しい。
常に備えを怠らない取材姿勢が今回のスクープに繋がったと言える。
2022.04.16 平林光明(放送を語る会・大阪)
◎戦争犯罪に時効が無いのなら…
ロシアが一時占領していたキーウ近郊のブチャなどで、民間人の大
民間人の犠牲を扱っていたTVのニュースショーの中で、『戦争犯罪
ネットで調べても確
先のアジア太平洋戦争では、
では問いたい。
最も非人道的な原爆を2都市に投下し何十万の命を
日本の家屋構造を研究して、
3国密約に従い戦争末期に満州に侵攻して、多くの人に暴虐行為を
勝てば官軍で、原爆投下したパ
2022.04.08 平林光明(放送を語る会・大阪)
◎NHK総合 クローズアップ現代 4月4日(月)午後7時30分放送
「戦火の下の情報戦 ウクライナ真実めぐる闘い」
一時は放送終了も噂された『クローズアップ現代+』が、6年ぶり
キャスターは桑子真帆アナウンサーで、人気アナを配置したこと
責任感が見て取れた。
取り上げたテーマは、ウクライナ侵略戦争の多くの報道でも見ることの無かった、ウクライナ公共放送「ススピ
爆撃を避け、地下に急きょ設けられた仮設スタジオにNH
ロシアに占領された南部では、ウクライ
全国に24の支局を持つが、職員が軍に召
戦時下のジャーナリストの使命を問われた「
再出発にふさわしい力作だったが大急ぎで編集したのか、ロ
それと肝腎のウクライナの公共放送のシステムについては、画面隅
2022.03.29 平林光明(放送を語る会・大阪)
◎ウクライナ NATOの代理戦争の様相
ロシアによるウクライナ侵略が始まって1か月が過ぎた。
「ウクラ
多分当たっているだろうが、単純にウクライナの大善
戦力の劣るウクライナに対して、
さすがにNATOも、自
ウクライナにもっと支援をというのはたやすいが、こういう側面に
もう1つはウクライナという国の見方である。
侵略の犠牲になって
ゼレンスキーが大統領になってから施行された「言語法」は、ウク
非常事態下とはいえこういう時こそ国民の意見を代表する議会の役
戦前の日本でさえ大政翼賛会とは言え国会
これは議会で承認されたのであろうか。
EUは
さすが役
大阪市の松井市
英雄視には
近々対面の停戦協議が行われる。即時停戦とロシア軍の撤退、ウク
メディアにも停戦協議のリード役を期待したい。
2022.03.12 平林光明(放送を語る会・大阪)
◎「史上最悪」「大戦後最悪」…言葉の独り歩き
3月11日MBS『よんちゃんTV』で韓国の大統領選挙を取り上
その際、野党の保守系大統領への交代で日韓関係に変化は
私はこの表現は一体誰
番組は日本の敗戦に伴い誕生
それをわずか70年余りで片づければ
同じことはウクライナ問題についても言える。
ロシアの一方的侵略
確かに事態が長引くにつれて、巻き込
その一方、先の投稿でもふれたが「根源は軍事同盟にある」
また連日報道される市民の被害が大戦後最悪という意味だとすれば
2022.03.10 山村惠一(放送を語る会・大阪)
◎ ロシアでハリーポッターの本を持つだけで統制の対象???
昨日、ロシア国内における言論統制のニュース(放送局は忘れてしまいましたが)で、小骨がのどに引っかかる様な感じがありました。
ロシアではFBやツイッターまでもが遮断され、ロシア国民は何が起きているのか全く知ることができない状況です。とはいえ、ネットを通じての情報はとどめることができず、「侵略は止めろ」の世論がプーチンとロシア軍を包囲し、ウクライナに一日も早い「平和」をと望んでいます。
そんな中、ロシア国内では、ハリーポッターの書籍を持つだけでも統制の対象とその映像が放送されました。2冊の本が青と黄色の配色でウクライナの国旗と同じであり統制されているとのことでした。追い詰められたロシアはそこまでやるのかと過ごしてしまったが、一夜明けてあのカットは裏付けがあるニュース映像だったのか?ひょっとしてフェイクニュースでは?と心がざわつきました。
もし、放送局が今のロシアなら「それもありなんとの思い込み」のうえの報道なら、ネットから情報の取得をして確認をとらない「こたつ記事」の典型で、ジャーナリズムは死に体となってしまうと思います。このシーンがどの局のどのニュースだったのかご存じでしたらご教示ください。
2022.03.06 アーチャン(放送を語る会・大阪)
◎「羽鳥慎一モーニングショー」 テレビ朝日 3月4日放送
プーチン「容赦ない戦いを続ける」
この日もロシアの研究家で東大専任講師の小泉悠氏を迎え、非道極まりないウクライナ侵略について討論。
ロシアの都市への攻撃が無差別化しつつあるとし、残酷な爆破映像などを出しながら犠牲者の桁違いの激増も予想されると始まった。
常連のコメンテーターは長嶋一茂氏、バイオリニストの廣津留すみれ嬢に玉川徹氏。
長嶋氏はプーチンの戦争でロシア兵も犠牲者、パラリンピックの間だけでも停戦出来なかったかと訴え、廣津留嬢も戦闘が長引き民間人の被害の拡大するのを嘆いた。
玉川氏はウクライナが必死の抵抗を試みているが、太平洋戦争でも日本が原爆投下以前の早い降伏をしていれば、多くの国民が救われていたと前置き、「何よりも大切なのは命」歴然とした軍事力の差から、為政者は一刻も早い降伏を決断すべしと訴えた。
小泉氏は、降伏後のウクライナの社会全体がどうなるかに思いやり、これまでウクライナが苦難を乗り越え自力で民主的な国をつくり上げてきた。それがデモも自由にできなくなるロシアの占領下におかれる状況を察すれば、軽々に「投降」を進められるものではないと反論。
「投降」の是非についてこの後も討論は続いたが、羽鳥アナが今後の議論としましょうと収めた。
兎も角、しばし戦況を見守りながら、非戦へ向け世界に義務付けられた国連憲章の「主権の尊重」「領土の保全」「武力行使の禁止」のメッセージを確認し、この極悪非道のプーチンの戦争に抗しロシアの政権側近、国民、国際社会の反戦総行動を期待したい。
2022.02.17 Y.T
(大阪)
2月12日の報道特集「コロナ死者2万人超被害食い止めるには」
6波が来る前は大阪のコロナ患者や死亡が多かった時も東京の情報
のか不思議でした。何か忖度が働いていたのではと勘繰り
今回6波では、大阪市の保健所の手が回らなくなって陽性者のフォ
できなくなったのか他のチャンネルでも大阪の状況を目に
12日の報道特集では100万人当たりの死亡者比較(最も多い大
かった高齢者施設や医療の現場のひっ迫した状況、大阪の
また、病床ひっ迫のなかでも病床を削減し、立ち止まって考えるこ
特集が取り上げた沖縄の医療体制の話は大阪でも取り組み次第では
この日の特集 多くの人に見てもらいたいと思います。「TVer(ティーバー)」無料で20日
2022.02.13 K.F(放送を語る会・大阪)
◎いつもと違った吉村大阪府知事の記者会見 「報道特集」(2/12放送)
山村さん、今井さんの感想を拝見して私も投稿したくなりました。
同番組を見ていて、《いつもと違う!》と感じたのです。
大阪のテレビに吉村大阪府知事が登場しない日はありません。
しかし、吉村知事の会見発表の映像だけで、記者側からの質問は全くと言っていいほど見たことがありません。
「報道特集」では、金平キャスターのコロナ感染急拡大の背景に迫りながら質問する姿がありました。
その鋭い質問に答える吉村知事・・・その目や表情に、いつもと違う動揺が見てとれました。
いつもの歯切れよさ(?)は無く、言葉数が多い割に意味不明な答弁でした。
「そうか!質問をそらす時には言葉数が増えるんや!」と、妙に納得した場面でした。
その数日前、ある民放テレビ局のワイドショーで、ゲストの大谷明宏氏が
『コロナ感染急拡大、大阪府民はもっと怒らないとダメ!』との発言も聴きました。
在阪のテレビ局が『大阪の今日の感染者は○○○○人』『通天閣が赤く染まりました』と伝えるだけでは
感染急拡大の原因は見えてきません。
番組の報道姿勢によって真実が見えてくると感じました。
余談ですが、大阪の実情の一端を・・・
1月初旬、私のパートナーが「コロナ陽性」になり、二日目になっても保健所からの連絡は無し。
病状悪化を感じ、保健所に電話を掛け続けるも話中ばかりで、つながるのに7時間。
病状を説明すると『救急車を要請してください』との指示。
ほどなく救急車は到着したものの、搬送先もまた保健所からの連絡待ち。
この間、救急隊員の方は我家で待機。搬送先が決まるのに2時間を要しました。
「自宅療養」と言いますが、病状悪化のもとでこのロス時間は致命的です。
知人たちに「《自宅療養者=重症者予備軍》、迷わず早めに入院要請を!」と勧めています。
『カジノよりコロナ対策を!』を痛感しています。
2月12日(土)放送 TBS 報道特集「コロナ第6波…大阪なぜ死者数多い?」 山村惠一(大阪)
オミクロン株の感染力が強く、コロナ第6波が日本全国で猛威を振るっている。2月12日のNHKまとめによると、10万人当たりの新規感染者数は、大阪府は957.39人で全国1位で、東京都の814.75人を大きく上回っている。
また、大阪府における死者数も2桁を示し極めて深刻な事態となっている。大阪だけが感染に対して特別な事情があるわけでない。なにががと思う。
吉村知事は、病床を拡充していると胸を張るが、入れ物はできたがそこに従事する人材が間に合っていない実態をリアルにみるべきである。大阪市のデータ入力遅れで、現在の感染数が高いとしているが、それも、保健所体制が招いた結果ではないのか?
救えた命も救えない悲しいことである。
報道特集の金平茂紀キャスターが吉村大阪府知事へのインタビューで、感染者数が突出していること、これまでの大阪府の対応は?大阪府では保健所が極限まで削減されていて、保健所はパンク状態。公的病院の統合で医療体制の脆弱性を招いてきた。そのことが、感染拡大のスピードに追い付けずに手をこまねいているのではと切り込んだ。吉村知事は困惑顔で「保健所の削減は前からの継続施策」などとしたが、正面からの回答はできなかった。
大阪のローカルテレビでは「かこみ」や会見などで吉村知事の顔を見ない日がないほど放送されているが、発表記事は見るが行政のコロナ対応のまずさを指摘する声にあまり触れることがない。知事や市長が出演すれば、一定の視聴率が稼げ、しかも出演料は不要で大阪(維新)と大阪のメディアが持ちつ持たれつの関係ではないかと疑わせる。
いま、コロナが下火だった間に医療体制の充実を図っておけば、違った結果がと言われているが、思い返せば、大阪府も1昨年コロナが下火で吉村人気が上がっていたときに、ここを先途と「人・もの・かね」のリソースをつぎ込み2度目の「都構想住民選挙」をしかけ、医療崩壊を招き連日多数の死者がでてしまった。 昨年のオリンピック強行開催も同じ轍を踏まないだろうか?
大阪府(維新)と読売新聞が包括協定を結びメディアの立ち位置に疑問が出ているが、この正月にもMBSテレビの関西ローカル番組「東野&吉田のほっとけない人」が放送された。日本維新の会橋下徹元代表、大阪市長の松井一郎代表、大阪府知事の吉村洋文副代表の3人がそろいぶみで出演し、吉村知事にはバラエティの素養があり、「大阪の希望」と持ち上げ、「将来の首相」にもと笑って話している。MBS社内では「中立・公平性を求める放送法の観点から問題がある」と社内チームを立ち上げ検証し、その結果は3月の番組審議会で報告される。
先にも述べたが、関西テレビメディアと「維新」のずぶずぶの関係はMBSだけでない。大阪のテレビ各局の記者やスタッフにいいたい。昨日の報道特集にあるように、金平キャスターが大阪まで出向き、吉村知事にズバッと核心を突くインタビューに、メディアに身を置いた動機やジャーナリズム精神とは何かを自らに照らして考えてほしいと思う。
2022.01.15 アーチャン(放送を語る会・大阪)
「羽鳥慎一モーニングショー」 テレビ朝日 1月14日 8時~
小池都知事「感染は止める 社会は止めない」
東京の新型コロナ感染者の激増を受けて、都知事が「病床使用率50%で緊急事態宣言の発出を国に要請する」と新たな基準を示すとともに、
新型コロナの「感染は止める、社会は止めない」とコメントした。
庶民に聞こえのよいキーワードを使って耳目を集めるのがこの知事の常套手段だが、玉川氏はあと1~2週間もすれば病床使用率の50%は超えると
予想し「感染は止まらない」とピシャリ。かっての小池氏の「排除発言」が頭をよぎったのは私だけか?
その後の議論で社会は止めないための措置として鉄道や医療従事者などの勤務体系を平日も休日相当に縮小する案や、濃厚接触者の隔離期間の短縮
などの方針も準備されているのは一歩前進と言えそう。
話は指定感染症の分類の見直しに移った。
先週の土曜日の番組「正義のミカタ」では2類から5類への適用変更を急ぐべしと議論を進めていたが、この番組では最初にメリットとデメリットを
分類し、パターンで簡潔に提示――メリットとして保健所の負担軽減や医療機関の事務処理の軽減、デメリットとして感染拡大の把握が困難、さらに
公費負担から医療費3割自己負担への変更などを明示。
現段階での変更に医療福祉大学の松本教授は「今ではない」としながら、2類か5類かの分類ではなく現在の保健所の過負担を一部医療現場に移すなど
現状の不合理を改善した対応の新しい分類設定を提起していた。
なるほどこれはと首をかしげる過度な入院基準など見直すべき基準などかなりありそう。
この後、無症状の感染者は生計維持のため5類への変更を望んでいるとする長嶋一茂氏と5類では医療崩壊を招くため2類を押す玉川氏が激論。
羽鳥の仲裁で打掛となったが、感染症の拡大の先には縮小のあることは必然、一刻も早い「今でしょう」の来ることを期待したい。
2021.12.10 K.O(和歌山)
「太平洋戦争開戦80年」の放送・記事に注目でした。中でもNHKはGTV、BSで良質番組を放送した(している)なーと。
その中で12/8(水)18時10分~NHKニュースほっと関西で「開戦80年、平和の尊さ訴え」「戦争を知ってほしい落語家の思い」が放送された。1945年6月の大阪大空襲で亡くなった二代目 桂花団治さん(享年 48)の名跡を継承した三 代目花団治(旧名は桂蝶六)さん(59)が空襲の悲惨な
記憶を風化させることなく、落語を通じて次の世代に知ってもらいたいと、創作落語「防空壕」を演じた取材リポートである。
TV画面のお客さんは高齢者の方が多かったが是非とも若い人にも聞いて欲しい落語ネタですね。
今後もお笑いの場で反戦・平和が語られる高座、演技に期待するものです。
見逃し配信アドレスはニュースほっと関西 ▽落語で伝える戦争 - NHKプラス 12/14(火)が期限かも。
友人からのメール返信に「新聞、TVは、この1週間、開戦80年企画の記事、番組がありましたね。
反戦平和の秀作あり、戦争擁護の表現番組ありも。
真夏の終戦記念日、8/6.9 広島・長崎被爆の日と同じように反戦平和の番組が多く発信されると良いですねー」と。
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